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【知っておきたいリハビリ情報】保険内リハビリの限界に立ち向かう知ーより良いリハビリには、皆さんの知識が必要ですー

皆さん、こんにちは。スーパージェネラリストの渕之上です。

私はリハビリの専門職、理学療法士(PT)として医療現場で経験を積んできました。

急性期、回復期、生活期(訪問看護、通所リハビリ等)の経験をもとに、様々な側面から保険内で行うリハビリの限界について語ってみたいと思います。

 

保険内リハビリのメリット

① 費用を軽くするサポート

保険が一部または全額をカバーするため、経済的負担が軽減されます。

② 誰でも利用しやすいサービス

一般的な医療機関やリハビリ施設で利用できるため、必要な支援を早期に受けることができます。

③ 公平な支援の提供

経済的な背景に関係なく多くの人が公平にサポートを受けることができます。

④ 緊急時の安心感

予期せぬ事態や緊急時にも保険がサポートしてくれるため、安心感を得ることができます。

⑤ 専門的なケア体制

保険内の医療機関やリハビリ施設には専門的なスタッフや設備が整っており、高度なケアを受けることができます。

 

保険内リハビリのデメリット

① 時間・回数の制約

訪問看護リハビリでは訪問時間や回数が限られ、クライアントにじっくりと向き合うことが難しい場合があります。

② 細かい支援内容の制約

特定のアプローチや支援内容に細かい制約があり、個別のニーズに柔軟に対応することが難しい場合があります。

③ 長期的なフォローアップの限界

保険内支援は一定期間の治療やリハビリを対象としているため、長期的なサポートが制約されることがあります。

④ 治療提供への遅延

決められたプロトコルに基づいた支援が多く、複雑な状況や緊急性の高い治療に対応しにくい場合があります。

⑤ スタッフ個々の能力差異

スタッフの能力や経験に差があるため、クライアントによるサポートの質にばらつきが生じることがあります。

 

保険内リハビリ「訪問看護リハビリテーション」にみえた課題

特に私が経験した訪問看護リハビリテーションでは、件数目標やノルマ達成が重視され、クライアントの個別ニーズに時間を割くことが難しい現状があります。

専門性を重んじ、個別カスタマイズされた支援が求められる中、課題として専門性が発揮できない場面が多いことが挙げられます。これを克服するために、プロフェッショナリズムと倫理を重視し、より良い支援を目指す必要があります。

 

以上が、保険内リハビリのメリットとデメリットについての要点です。保険内リハビリは経済的な負担が軽く、利用しやすいサービスである一方、時間や支援内容に制約があることや専門的なケアの限界もあることを理解することが重要です。

 

保険外リハビリ:ひとり一人に合わせた総合的なサポートが受けられる魅力的な選択肢

  • 個別カスタマイズが可能

保険内では制約されることの多かった個別カスタマイズができ、クライアントのニーズや状況に合わせた深い理解が得られます。

  • 緩やかなペースで進められるケアプラン

保険内とは異なり、より緩やかなペースでリハビリを受けることができ、心身のリラックスにもつながります。

  • 幅広い専門職との連携

理学療法士(PT)や作業療法士(OT)に加え、心理士や栄養士、カウンセラーなど多様な専門家と連携し、より総合的なケアが提供されることがあります。

  • ホリスティックなアプローチ

心理的な側面にも着目したアプローチが行われ、カウンセリングやリラクゼーションセラピーなどが取り入れられることで、よりホリスティックなケアが提供されます。

 

保険外リハビリは、個別カスタマイズや緩やかなペースでのケアプラン、幅広い専門職との連携、そしてホリスティックなアプローチによって、より充実したサポートを受けることができる選択肢となります。

 

保険内外のリハビリを組み合わせて最適なケアプランを見つけよう

保険外のリハビリは、保険内のリハビリと比較して、より個別で総合的なサポートが受けられる魅力的な選択肢です。

保険内外のリハビリを組み合わせることで、クライアントの個別ニーズに合わせた総合的なサポートを実現できます。

実際に、リリーズの支援も保険内リハビリと上手に組み合わせて利用されている方もいらっしゃいます。

皆さんにより良い支援が提供されることを願っています。

(スーパージェネラリスト 渕之上)

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