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リハビリ×映画!OTが選んだ感動作4選
皆さん、こんにちは。OTの平川と申します。今回は私の大切な「作業」のご紹介と、皆さんにぜひ見てほしい映画をご紹介したいと思います。
私、以前は毎週必ずTSUTAYAで4本ずつ借りてきてみるほど超を良いほど映画好きでした。OT風に言うならば以下になります。
私の大切な作業「TSUTAYAで見たい映画を探してきて、見るということ」
その映画デビューは小学校低学年、映画館で見た恐竜アニメ「ダイナソー」でした。当時の私も恐竜に憧れを抱いており、上野の博物館で恐竜の化石を見に行ったり、世田谷ボロ市で500円くらいのアンモナイトを買って遊んでいたのを思い出します。
次は両親が借りてきてくれた「フォレストガンプ」、「ローマの休日」、「第三の男」、「グリーンマイル」。そして、自分で三茶のTSUTAYAカードを作って借りた映画「レオン」等を通して、どんどん映画にのめり込んでいきました。
大学生以降もあの膨大なレンタル棚から毎週至高の4本を選ぶ時間が好きで、ジャンル問わずいろんな映画を見つけるのが趣味でした。
ですが最近、近所のTSUTAYAが立て続けに3店舗も潰れてしまい、私の楽しみ(大切にしていた作業)が一つ無くなってしまいました。最近流行りの動画配信サービスは確かに便利で、限定の面白い作品も多くあります。ですが、あの棚から探して選ぶことが無くなったということは、結構寂しいなあと思う今日この頃です。
ですから、書籍は本屋で選んで買おうと決めています。電子書籍には手をつけない、というのが私としてのこだわりです。便利なものが増えていますが、出来るだけこういった古き良き場所が無くなってほしくないなと思っています。
累計1000本以上見てきただろう、超映画好きの私がご紹介したい作品が4本あります。これらの作品は、それぞれ「生きること」をテーマに描かれている作品です。私はこの4作品において、#リハビリ #OT(作業療法士)の関わり というキーワードにも関連する要素があると感じました。いまリハビリテーションを実践されている方やそのご家族、そして医療従事者にも、ぜひ見ていただきたいです!
OT平川が選ぶ、
いまを生きる人全員に見てほしい映画4選
以下の映画は、OT平川がリハビリやOTの関わりに通ずるものを感じた映画です。数ある中から厳選した4本の作品をシェアします。
1. 「最強のふたり」(2011)
出演者:フランソワ・クリュゼ、オマール・シー 監督:エリック・トレダノ
あらすじ:車いすの富豪フィリップとその介助者に採用されたスラム街出身の黒人青年ドリスは、正反対ゆえにぶつかり合いながらも、次第に強い友情を育んでいく。
私はこの映画の主人公ドリスとクロードが協力しながら困難に立ち向かう様子が、OTとクライアントとの協働の様子と重なって見えました。そして、医療や介護でよく陥りやすい「介助する側」「介助される側」というパワーバランスではなく、対等な関係性で繰り広げられる関わりにもOTとクライアントとの関係性に似ているものを感じました。
2. 「レナードの朝」(1990)
出演者:ロバート・デ・ニーロ、ロビン・ウィリアムズ 監督:ペニーマーシャル
あらすじ:30年間もの間、半昏睡状態にあったレナードは、セイヤーが投与した試験的な新薬によって奇跡的な目覚めを起こす。
本当の幸せとはなんだろう?人間らしく生きるとはどういうだろうことか?、このように生きるということについて考えされられる作品でした。私は薬、新薬、最新医療に頼るだけは、幸せになれないということをこの作品で感じました。
3. 「パッチアダムス トゥルーストーリー」(1998)
出演者:ロビン・ウィリアムズ 監督:トム・シャドヤック
あらすじ:アダムス・パッチアダムスの普通の医者とはちょっと違います。ユーモアな治療には一番効き目があると信じる彼は、自分のキャリアのリスクを考えずに、とにかく患者を笑わせようと努力する、実話に基づいたストーリー。
医師パッチ・アダムスが患者さんの想いや夢を叶えながら関わる様子が、OTがクライアントの内なる想いを聴き、「大切な作業」を通して心の元気にアプローチする様子と非常に似ていると感じました。OTはクライアントの想いをもっと細かくアセスメントして「大切な作業」を用いてアプローチしていきますが、このようなアプローチは心の健康にとても有効で大切だと思います。楽しいことを実践することこそが、生きる力につながるというメッセージにも共感しました。
4. 「最高の人生の見つけ方」(2007)
出演者:ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン 監督:ロブ・ライナー
あらすじ:実直な自動車整備工のカーター・チェンバーズと豪放な実業家のエドワード・コールは、入院した病室で共に余命半年を宣告される。棺桶に入るまでにやっておきたい事を書きだした「バケットリスト/棺桶リスト」をつくった二人は、リストの実現の人生最後の旅に出る。
映画の主人公の二人は、残りの人生を有意義に過ごすためにバケットリスト(直訳:棺桶リスト)を作成し、一緒にそれを実現するための人生の旅に出ます。このような過程は、正に私がいま目指して行っている支援と大変似ています。更に、主人公の二人の対等な関係性も、OTとクライアントの関係性と本当に類似していると感じました。
以上、私がOTお勧めする映画をご紹介しました。これらの映画と出会いで何か大切なメッセージに共感し、皆さんが明日を生きるためのヒントとなれば幸いです。そして、まだまだ認知度の低いOT(作業療法)に対する理解や共感が深まれば幸いです。