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せたがや福祉区民学会にて事例報告をしました

昨年末、株式会社リリーズとして2症例の事例報告を提出をさせていただきました。先日、製本された事例集が配られましたが、一つ私たちの思いを形にでき、一石を投じることができたと思います。いまもなお、分かりにくく曖昧な表現でしか示されていない作業療法士ですが、一人でも多くの方に作業療法士とは何かということを知ってほしいと思っています。そして、本当に必要とする皆さまに届けられるよう、日々探求してまいりたいと思います。

せたがや福祉区民学会ホームページにて令和4年2月19日(土)~令和4年3月18日(金)より、第13回大会せたがや福祉区民学会 発表要旨が公開されます。ぜひご覧ください。

作業療法士 平川「作業療法士によるリハビリテーション~作業パワーで、人生を謳歌する~」コメント:正直、いま理学療法士と同じようなことをする作業療法士が存在します。本来の専門性が伝わっていかず、その存在・認識に対しても誤解が生じていることが大きな課題であると据えています。今回一症例との歩みを紹介しながら、作業療法士の専門性や役割、その価値を伝え、まず作業療法士とは何かということを知ってもらえたらという思いで発表しました。

理学療法士 渕之上「本当のリハビリテーションとは何か~病ではなく、人と向き合う~」コメント:人の体や機能ばかりを診ていては、リハビリを行う中でもいつか介入に限界を感じた、という私の実体験をもとに発信しました。理学療法士は移動面、基本的な身体の機能、動作等を診る専門職です。そこに少し発展し、その歩行に目的を持たせるという視点があったとしても、その先のつながりに限界があります。基より、その人の生活が変わるというのは難しいのではないでしょうか。人はあたかも機械の様に、完全回復、元の生活に完全に戻る、治る、ということに目を向けますが、正直その実現はごく少数であり、私はリハビリを行う一員としてもっと壮大な視野で捉える必要があると感じています。機能回復を目指す理学療法士に対して、相対立するような作業療法士の専門性・視点・その関わりに、いま改めて大事な何かを感じます。分かりやすい機能面ばかりが先走る現代にあえて、リハビリテーションとは何かという壮大なテーマを問う。大切な何かを捉える作業療法士から学び共有し、世田谷の医療介護福祉に携わる皆さま共に発展につながれば幸いです。

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