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私が思うOTの在り方ー哲学から生まれた作業療法の本質ー

こんにちは、OT(作業療法士)の平川です。今回は、私たちOTと哲学についてお話しします。

 

早速ですが、OTが哲学由来であることをご存じでしょうか?私自身はつい最近、偶然その事実に触れる機会を得ました。しかし、いま私が取り組んでいる自由なOT実践を通じても、生き方・人生・アイデンティティといったテーマに向き合うことが多かったため、この事実は私にとって納得のいくものでした。

 

OTは単に機能回復に留まらず、クライアントの「意味ある作業」につなげることが重要と言われています。また、OTは「できないことを、できるようにする」という視点もよく大切だと言われています。しかし、私は自身の実践からも、「クライアントの人生の意味や目的を捉える」という大きなテーマがOT支援の本質ではないかと考えています。

 

哲学的アプローチでは、クライアントの内なる価値観や目標を尊重し、充実した人生を送るための支援を行います。クライアントが自己を見つめ、自分自身との向き合い方を考えるきっかけを提供するのです。このアプローチは、リハビリテーションの範疇を超えたものだと思います。私は現在行う自由な実践の中で、クライアントとの自然な対話や小さなエピソードをヒントに、自己認識、有能感、価値感などを捉えられるよう意識しています。このような哲学的なアプローチは、本来のOT支援において重要な要素となっています。

 

そして、この視点は病気の有無に関わらず、今を生きる全ての人に必要なものだと思います。

 

自己の存在感や認識、価値観など、まさに哲学の領域です。これらをOTとの実践を通して一緒に考えることができます。自分を見つめ直すきっかけは有意義な時間を過ごす上で大切なものだと思います。

 

もし、あなたが自分の人生に対して迷いや疑問を抱えている場合、このような哲学的アプローチを行うOTの支援・視点を試してみてはいかがでしょうか?自己探求や人生の目的を追求することができ、より充実した人生を手に入れることができるかもしれません。

 

これからもOT(作業療法士)としての活動について興味を持っていただければ幸いです。

 

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